日時:10月7日(土)午後2時
会場:こども交通公園
出演者:近藤光、杉山紀彰、下屋則子、川澄綾子、中田譲治 高橋祐馬(MC)
桜はこんなに大きくなりました
四国・徳島市で開催されたアニメイベント・マチ★アソビ vol.19に『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」I.presage flower』が参戦! 主演キャスト陣、スタッフ陣が会場に集い、[Heaven’s Feel]のイベントが多数開催されました。
まず10月7日(土)の14時に開催されたイベントは「桜を見守る会」。
これは、今年(2017年)5月に開催されたマチ★アソビ vol.18で植樹した桜の木の苗の成長具合を関係者とファンでチェックし、水をあげるという会。スタッフとファンの距離が近い、地域密着型イベントのマチ★アソビならではの催し物です。
桜が植樹された場所は、しんまちボードウォークの両国橋そばにある、こども交通公園。そこに約200人のファンが集い、ともに桜の木の成長を見守りました。
司会を務める高橋祐馬(アニプレックス・プロデューサー)と近藤光(ufotable・プロデューサー)が登壇すると2人は集まったファンの多さに驚いたようす。
「我々、ここにいる方々が5人であろうと全力で今回のイベント(桜を見守る会)をやるつもりでしたが、こんなに多くの方が来てくださるとは」(高橋)
2人は戸惑いながらも、劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」の期待度の高さを受け止めると、今回の作品に対する意気込みを語りました。
「今回の『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」』は本当に規模の大きな公開になっています。封切りが全国128館。海外もこれから決まっていくという流れになっていて、それを徳島から行くんだから」(近藤)
「明日、徳島のufotable CINEMAで『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」』完成披露ワールドプレミア上映イベントが行われます」(高橋)
「さすがに僕がどんなに面の皮が厚くてもさすがにそれは言えない。けれど、祐馬くんをはじめ多くのスタッフが『徳島、マチ★アソビから公開しよう』と言ってくれたんですね。ここにいるファンの皆さんの声がきっと世界に届くだろうと」(近藤)
やがてキャスト陣を乗せたタクシーが会場に到着。ファンの人ごみをかき分けるように中へ入ると、タクシーから衛宮士郎役の杉山紀彰さん、間桐桜役の下屋則子さん、セイバー役の川澄綾子さん、言峰綺礼役の中田譲治さんら4人が登場。歓声と拍手の中で、桜の木のそばへと向いました。
本日の登壇者が全員揃ったところで、一同はファンにご挨拶。司会の高橋からこのイベントの目的が明かされました。
「いつの日か『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」』全三章完結のあかつきには、ここで皆さんとお花見をしたいなと思っております!」(高橋)
「まだ第一章の公開にこぎつけたところではありますが、いつかここでみんなで宴ができたらうれしいです」(下屋)
「全三章が終わった後、ここでまた開催するとなったら来てくれますか?」(近藤)
「来ます!」(下屋)
「桜に虫がつかないようにしないと」(近藤)
「大事に育ててください」(下屋)
下屋さんの熱いメッセージに、ファン一同は熱い拍手で応えます!
そして杉山さん、下屋さん、川澄さん、中田さんの4人は桜に用意されていた柄杓を持ち、桜の木に水をやることに。間桐桜の名セリフ「ここで春を待ちましょう」という掛け声とともに、4人が想いのこもった水を注ぐと、会場は大歓声に包まれました。
最後に4人からメッセージが贈られました。
「10年前に劇場版『空の境界』を見たとき、『ああ、ufotableさんはこんな作品を作ることができるのか』と感動したことを覚えています。あれから日が経ち、『Fate/Zero』『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』に続き、そしてまたufotableの皆さんが『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』という素敵な作品を新たに作ってくださいました。いよいよ全三章に向かって走り出しますので、ぜひ最後まで応援していただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします」(中田)
「3年前に[Heaven’s Feel]の劇場版が発表されてから、あっという間でありながらも、須藤(友徳)監督をはじめすべてのスタッフが本当に命を削って作品を作ってくださいました。これは比喩的な表現じゃないくらいに、本当に心を込めていらっしゃると聞いています。第一章「I.presage flower」が皆さんの心に残る作品になれば幸いです。劇場に足を運んでくださったらうれしいです。本日はありがとうございました」(川澄)
「待ちに待った[Heaven’s Feel]の公開がいよいよ来週から始まります。私も観るのが楽しみで、皆さまに見ていただけるのも嬉しいです。まだ[Heaven’s Feel]の物語は始まったばかりですが、第二章、第三章と走り抜けて、またこの桜のもとでみんなで打ち上れるように、私たちもこれから頑張っていきたいと思います」(下屋)
「本日、こんなにもたくさんの方々が集まってくださって、すごくびっくりしました。[Heaven’s Feel]という作品は、これほどにも皆さんの期待度が高いのだなと、あらためて身が引き締まる想いです。[Unlimited Blade Works]のときは『TVで放送するクオリティをはるかに超えているな』と僕も驚いていました。そして今回は劇場版のアニメのクオリティを塗り替えるような勢いを感じています。まずは第一章を多くの方に観ていただきたいです。よろしくお願いいたします!」(杉山)
劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」第一章のサブタイトルは「I.presage flower」。日本語に訳すと「予兆の花」となります。徳島の地で、すくすくと育っている桜の木はこれからどんな花を咲かせるのでしょうか。
日時:10月7日(土)午後3時
会場:徳島眉山天神社
出演者:杉山紀彰、下屋則子、川澄綾子、中田譲治、近藤光、高橋祐馬、スタッフ、ファンの方々約50名
縁結びのパワースポットのご縁を受けて
四国・徳島市で開催されたアニメイベント・マチ★アソビ vol.19で、『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」I.presage flower』のヒット祈願が行われました。
場所は徳島市内、眉山ロープウェイの発着所である阿波おどり会館のそばにある眉山天神社。縁結びにご利益があるパワースポットとして知られる神社だけに、劇場へ多くの人を招いてくれるご縁を結んでくれそうです。
そこに、劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」衛宮士郎役の杉山紀彰さん、間桐桜役の下屋則子さん、セイバー役の川澄綾子さん、言峰綺礼役の中田譲治さんといったメインキャストの4人、近藤光プロデューサー、高橋祐馬プロデューサー、そしてアニメスタッフが勢ぞろい。約50人のファンがともに参列すると、神主と2人の巫女が登場。大麻でのお清めをした後に、神主によってヒット祈願の祝詞が読み上げられました。最後に、出席者一同が願いを込めた玉串を捧げて拝礼。不思議な高揚感に包まれたまま、祈祷式が終了となりました。
最後にスタッフとキャスト、ファンの方々が集って、記念写真を撮影。なお、こちらの写真は翌日(10月8日)の徳島新聞に掲載されたそうです。
日時:10月8日(日)午前11時
会場:眉山山頂ステージ
出演者:杉山紀彰、下屋則子、川澄綾子、中田譲治、近藤光、高橋祐馬、塩川洋介
試写を観たばかりのキャスト陣の興奮がダイレクトに
10月18日、四国・徳島市で開催されたアニメイベント・マチ★アソビ vol.19の眉山山頂ステージで、「Fateスペシャルコラボステージ」が開催されました。これは『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」I.presage flower』と、人気のスマホアプリ『Fate/Grand Order』のコラボレーションステージ。来場者は会場の客席をぎっしりと埋め尽くし、山頂のロープウェイに続く坂道に立ち見が出るほどの超満員。ステージに『Fate/stay night [HF]』のキャスト、プロデューサーが登壇すると、大きな歓声と拍手が会場中を包み込みました。
壇上に上がった衛宮士郎役の杉山紀彰さん、間桐桜役の下屋則子さん、セイバー役の川澄綾子さん、言峰綺礼役の中田譲治さん、そしてufotableの近藤光プロデューサー、アニプレックスの高橋祐馬プロデューサーは、実は昨晩「関係者試写会」として完成したての『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」I.presage flower』を鑑賞したばかり。おのずと本編を観たあとの感想が次々と語られました。
「僕たちは昨日、初めて完成した作品を拝見して。ものすごく濃密な作品に仕上がっているなと。観終わったあと、興奮が覚めやらず、なかなか眠れないという状態だったんですけど。公開を間近に控えて、ぜひ一日でも早く皆さんに観ていただきたいという気持ちでいっぱいです」(杉山)
「ねえ~(笑)! 私たち、タイトルを観るだけで泣いちゃうかもしれないと思って、ハンカチを用意していたんです。でも、そういうレベルじゃなかったんです。観終わったあとに、言葉がでない。立ち上がったら、足が震えていました」(下屋)
「私も! 終わった瞬間、ため息が出るというか。すごいものを観たことだけはわかるし、一秒一瞬が圧倒的にすごいことだけはわかるんですけど、それを表現する言葉を私は持ち合わせていないんです。観ないとか、ありえないですね!(笑)」(川澄)
「僕は3年前、Fate Project 最新情報発表会で下屋さんが初めて登場したときに、みんながわーっと拍手をしてくれて。『桜だー!![Heaven’s Feel]をやるんだ!』と喜んでくださったのがいまだに忘れられないですね。みなさん[Heaven’s Feel]見たいですか!? (歓声と拍手)今晩観られる方も、来週ご覧になる方もぜひぜひ期待して劇場に足を運んでください」(中田)
「真っ白な状態で観ていただきたいですね。ufotableはこの映画に3年かけました。アフレコが終わったあとに、絵コンテをもう一度調整したり、いろいろなことをやって。最後の最後まで戦ってきたので。昨日の夜、みんなに観ていただいて。ほぼ全員の人に『もう一回すぐに見たい』と言われたんですよね(笑)。観た人がすぐに『もう一度観たい』と言ってもらえるのは、たまらなくうれしいです!」(近藤)
「昨日ご覧になっていただいた関係者の方が『魂が抜かれた』とおっしゃっていたんです。それほどにまで心に深く刺さる、[Heaven’s Feel]らしい映画になったんだと思います。川澄さんは昨晩、観終わってホテルでお休みになったときに何か起きたと、先ほど伺いましたが……」(高橋)
「そうなんです。[Heaven’s Feel]をご存じの方はわかると思うんですが、蟲に襲われる夢を見まして(笑)。『いやーっ』と悲鳴とともに目覚めたんです。そんな経験は初めてで。どれだけ自分が衝撃を受けたんだ? と思いました」(川澄)
「それだけ深く刺さる、面白い作品になったんだと思います。早く皆さんに届けたいなと思いますね」(高橋)
感想を話し始めると止まらない。キャスト陣、スタッフ陣が[Heaven’s Feel]を観た後の興奮を、なんとか来場者に伝えようと言葉を重ね続けます。
続いて日常シーンと戦闘シーンの場面カットを交えながら、みんなが語る「先出し[Heaven’s Feel]」のコーナー。まずは士郎と桜の日常シーンを見て、キャスト陣が見どころを語ります。
「穏やかな日常であり、桜が望む平和な世界なんです。でも、けれども……! という[Heaven’s Feel]の物語が始まっていく、印象的な導入です」(杉山)
「今回は桜と士郎の会話が多いんですよね。日常の何気ないところから、深く食い込むような会話をするところまで。2人の会話の奥にあるものを感じてもらいたいです」(下屋)
「今回、日常をすごく丁寧に描いてくださっていて、士郎と桜にとってその日常がどんなにかけがえのないものか、が……」(川澄)
士郎と桜への思いがあふれ出して、コメント中に思わず感極まる、川澄さん。すかさず下屋さんが近寄り、川澄さんを支えます。
「ものすごくじっくりと日常を描いてくださっていて。だからこそ、その日常が壊れ始めたときの絶望感がとてつもなく大きいんです」(川澄)
「僕はこの日常シーンを見て感じるのは……リア充爆発しろってことですね(爆笑)。まあ、それは冗談ですけど、須藤監督は本当に(間桐)桜が好きなんです。これから先の展開を考えて、今回は桜の日常やバックボーンを愛情をこめて丁寧に描いているんですね。須藤監督ならではだなと思います」(中田)
次に戦闘シーンを見ながら、キャスト陣がコメントします。
「今回、士郎がマスターになると決めてから、初めてのバトルの相手がバーサーカー戦なんですね。[Unlimited Blade Works]でも同じ流れでしたが、ここでサーヴァントという存在がどれだけ圧倒的かということを表現しているんです。今回のバーサーカーは……」(川澄)
「しゃべりすぎです!(笑)」(近藤)
語り続ける川澄さんをあわてて止める近藤プロデューサー。会場は笑いに包まれました。
「今回はライダーがカッコいいんですよね。色気があって。桜と同じEカップかなと思いました(笑)」(中田)
会場はさらに大きな笑いに包まれます。試写を観た直後のキャスト陣の高いテンションが、会場中に伝わってきたところで「先出し[Heaven’s Feel]」のパートは終了を迎えました。
最後に登壇者を代表して高橋プロデューサーと近藤プロデューサーからメッセージが贈られました。
「この登壇したキャストの皆さまの熱量や語りたくなる感じは、きっと公開後の皆さんの姿でもあると思います。本当に素晴らしい作品をufotableのスタッフの皆さんは作ってくださいました。それを僕らは日本全国128館の劇場へ届けます。ぜひ、楽しんでいただければと思いますし、願わくばより多くの方にご覧いただき、作品のヒットという『聖杯』を手に入れたいと思っております。今日はどうもありがとうございました」(高橋)
「『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」I.presage flower』がようやく完成しました。今日、この場に持ってくることができて。これから全国で公開できます。ここまで来るのが本当に大変だったのですが、これから皆さんに[Heaven’s Feel]を観てもらいたい、体感してもらいたい、感じてもらいたいと思っています。公開後、みんなと[Heaven’s Feel]を語り合うことができたらと思っています」(近藤)
大きな拍手とともに高橋プロデューサーと近藤プロデューサーは退席。代わりに『Fate/Grand Order』の開発を手掛けるディライトワークスの塩川洋介クリエイティブディレクターが登壇。[Heaven’s Feel]公開記念キャンペーンの内容を発表しました。スマートフォンのGPS機能を使った、エリアチェック機能が『FGO』に追加。[Heaven’s Feel]の公開劇場で概念礼装の限定配布が行われるというサプライズが告げられました。『FGO』と[HF]が組み合わさることで、新たなムーブメントが生まれます。この勢いこそが『Fate』シリーズの大事な魅力のひとつといえるでしょう。これからが楽しみなイベントとなりました。